2025.11.11
沖縄県北谷町を視察しました
沖縄県の北谷町(ちゃたんちょう)は、町域の約51.6%が米軍基地という人口3万人弱の町です。
今回は「米軍基地の訓練移転」について、北谷町の基地・安全対策課からお話を伺いました。
近年の訓練移転は、騒音軽減の効果を明確に示せるものではなく、苦情件数も横ばい。
期間限定や小規模な移転では、本質的な負担軽減には及ばないとのこと。
真の負担軽減は、跡地利用による経済効果の創出や基地の整理・縮小といった、構造的な転換にあると語られていました。
印象的だったのは「土地の返還が進めば、経済的な挑戦もできる」という、米軍基地そのもののリスク以上に、自治体としての開発へ想いをよせる姿勢でした。
一般的に言われる外交・軍事的リスクよりも、やはり地域の人たちは地域の繋がりを受け入れながら暮らしに想いを馳せてるのだと感じました。
私からは「長い歴史の中で培われたイメージと、今の若者の感覚にはどんな違いがあるのか」を質問。
北谷町からは、「若者にとって、米軍は“基地”という存在だけではなく“地域に住む人”。日々の交流も当たり前にあり、大きな主語での嫌悪感はない」とのこと。
一方で、騒音や悪臭などの生活課題は今なお残り、簡単に割り切れない現実もあると言います。
それでも施設や区域の一部返還が進んでいる現状もあり、新たなまちづくりや、観光・商業発展への期待もあるようです。
今回、現地を視察し直接話しを聴くことで、積み重ねる歴史の中で「新たな共存の形」を模索し続ける逞しい北谷町の取組み。地域を未来に繋げる姿勢を見せていただきました。





